タッチパネル付きインテリジェント4.3インチTFT液晶パネル
様々な表示機能
ビットマップやそれを使用した数値、文字やグラフの描画に加え、線・点・矩形・丸の表示など、
多数の機能が様々なアプリケーションを実現させます。
充実した環境
MicroSDからフラッシュへの専用イメージファイルの書き込みや、
通信テストソフトウェアでより開発が簡単になります。
本ボードはホストとなるマイコンやPCとRS232で接続し、ホストからコマンドを送り、LCDパネルにビットマップ画像や文字、
線、点、四角、丸等を表示できます。
ビットマップ画像はMicorSDやフラッシュメモリに入っているデータを表示できます。
タッチパネルの情報はホストからのポーリングで位置、立ち下がりを検出することが可能です。
テンキーの機能、指定ビットマップによる数値表示機能、ビットマップの背景色文字色表示、立体的なボタン表示が可能です。
- 標準仕様 ¥29,800-(税別)
- RS232C(TXD,RXD,GND)でホストマイコン等からコマンドでコントロール
- 480×272ドット65,536色 LEDバックライト
- MicroSDまたはフラッシュに入った画像を指定座標に表示可能 透明色指定可能
- ビットマップを書き込むフラッシュは8M バイト
- 電源5V 190mA
- 基板寸法 120mm×75mm 穴位置 113mm×68mmφ3.2mm
- 16×16ドット漢字フォント内蔵
- タッチパネルはポーリングで現在の状態、位置、立ち下がりを検出
- Windows対応のテストツール付き 各コマンドのテストが可能。 通信の内容をバイナリで確認可能
- MicroSDの画像を表示するためのbmpファイル変換ツール付き
- フラッシュから表示するための複数bmpファイルのイメージ化ツール付き
- テンキーコマンド テンキーによる数値の設定が可能 現在の値、上限、下限の設定が可能
- 数値表示コマンド フラッシュに書き込まれたフォントで数値を表示。桁、符号、使用するビットマップ、色を指定可能
- ボタン表示コマンド 立体的なボタンを表示
- 文字、漢字表示コマンド
- 点、線、円、四角、三角、各塗りつぶし、表示コマンド
- フラッシュまたはMicroSDの画像を表示 指定色を透明にすることが可能
- ブザーコマンド
- バックライトOn/Offコマンド
- 文字色、背景色指定コマンド
- 8ビットI/Oコマンド
- MP3,AACデーコーダチップオプションで搭載可能
- 加速度センサーオプションで搭載可能
- 文字色・背景色の設定
- 線・点の描画
- 円・三角・四角形の描画(塗りつぶし可)
- 漢字を含んだ16 x 16ドットの文字表示
- MicroSDまたはFlashに入っている画像の描画(透明色指定可)
- Flashに入っている画像の描画(白は背景色、他は文字色で描画)
- Flashに入っている数字の画像を指定桁表示(白は背景色、他は文字色で描画)
- テンキー入力(範囲指定可能)
- ボタン表示
- ブザー再生
- タッチパネル立ち下がり、位置情報検出
- バックライト操作
CN9 電源5V 190mA ケーブル側 日本圧着端子 XHP-2
- +5V
- GND
CN3 ターミナル用フラッシュ書き込み等 RS232C ケーブル側 日本圧着端子 PHR-3
- RXD
- TXD
- GND
CN4 ホストと通信用 RS232C ケーブル側 日本圧着端子 PHR-3
- RXD
- TXD
- GND
T-ARSのMicorSDに入っている専用形式に変換したビットマップファイルを指定の座標に表示することができます。
また、指定色を透明にした表示も可能です。
表示までの手順
- 表示したいbmpファイルを適当なフォルダを作り、そのフォルダに全てコピー
- bmp2f.exeとbfa.batを同じフォルダにコピー
- bfa.batを実行し、拡張子が.binになったファイルを出力
- MicroSDのルートに拡張子が.binになったファイルをコピー
- このMicroSDをT-ARSのスロットに差し込み、電源を入れ、ホストからGコマンド、またはXコマンドを送信
T-ARSのFlashに入っている画像データをを指定の座標に表示することができます。
MicorSDの表示よりも高速な表示が可能です。
また、MicorSDと同様指定色を透明にした表示も可能です。
表示までの手順
- 適当なフォルダを作り、そのフォルダへFlashへ書き込みたいbmpファイルを全てコピー。
- rgb16img.exeとcva.batを同じフォルダにコピー。
- cva.batを実行し、f_image.imgを生成(f_image.imgが8Mバイトを超える容量に
なるとエラーがでます。8Mバイト以下でなければFlashに入りません。) - MicroSDのルートにf_image.imgをコピー。
- このMicroSDをT-ARSのスロットに差し込み、T-ARSのSW1の3と4をONにしてT-ARSの電源を入れると、
LCDの画面に「f_image.imgを書き込みますか?」というメッセージが出るので、「はい」をタッチし消去、書き込みを行う。 - T-ARSのSW1の3と4をOFFにし、T-ARSを再起動した後ホストからGコマンド、またはXコマンドを送信。
パラメータの変更、入力等のためのテンキーの機能を装備しています。
kコマンドで「初期値」「上限値」「下限値」を送るとテンキーが表示され数値を入力することができます。
エンターを押すとテンキー機能は終了し、yコマンドで設定された値を確認することが可能です。
テンキー機能の数値は全てアスキーコードになります。
この機能で使用するビットマップは以下の二種類です。
- tenkey1.bmp
- num_2750_*.bmp 数字等のビットマップ
これらのファイルがFLASHメモリに書き込まれていなければなりません。
これらのファイルがなければテンキーは機能しませんので注意してください。
数字0~9と+、-、ブランクのビットマップを用意して、FLASHメモリに書き込んでおくと
そのビットマップの数字で数値の表示が可能です。
サンプルとして以下の画像を用意しています。※
- num_5480_*.bmp
- num_2750_*.bmp
- num_2132_*.bmp
Dコマンドで好きな数値を文字色、背景色を指定して表示可能です。
詳細は各種通信コマンドで確認してください。
※ num_5480_8.bmpは横54ドット、縦80ドットの8の数字です。
※ 背景を白、文字を白以外にしなければなりません。
bコマンドで座標、横幅、縦幅、文字、色を指定すると少し立体的なボタンの表示が可能です。
色によっては立体的に見えないこともあります。
タッチパネルの状態はtコマンドを送り、返ってくるデータで
押下の有無と押下位置を知ることができます。
立下りを検出するnコマンドも用意しています。
一度立下りを検出すると、nまたはsコマンドを受信するまで押された位置を保持します。
シリアルはデータ長8ビット、スタート、ストップビット1、パリティ無しとなっています。ボーレートはSW1の3,4スイッチで設定可能です。1,2スイッチはONにしてください。
- 3->Off, 4->Off : 115200bps(出荷時標準)
- 3->Off, 4->On : 57600bps
- 3->Off, 4->On : 38400bps
- 3->On, 4-> On : テストモード
CN3はPCのハイパーターミナル等と接続し、
フラッシュへの書き込み、SDカードの確認などに使用します。
フラッシュへの書き込みはターミナルモードとテストモードで可能です。
- MicroSDの内容を表示する例
dir sd0 - MicroSDに入っている画像ファイルを表示する例
gdisp sd0:SDI1.bin - MicroSDに入っているイメージファイル(sd1.img)をフラッシュへ書き込む例
imgcpy sd0:sd1.img fd0 - フラッシュへ書き込まれた内容を確認する例
dir fd0 - フラッシュに書き込まれている画像ファイルを表示する例
gdisp fd0:SDI3.bmp
上記リンクからFlash loader demonstratorをダウンロードしてPCにインストールしてください。
次にT-ARSのSW1の1をOFF,2をONにし、PCとT-ARSのCN3をシリアルクロスケーブルで接続します。
T-ARSの電源を入れて、PCでFlash loader demonstratorを立ち上げます。
PortNameをT-ARSと接続されているポートに合わせて、手順に従いNextを押していきます。
3回ほどNextを押した後、Download to deviceをクリックし、Downloadするファイルを選択して
Erace necessary pagesをクリックします。
Nextをクリックするとファームウェアの書き込みが始まります。
書き込みが終了したらCloseをクリックして終了します。
T-ARSのSW1の1をON,2をONにして電源を再投入すると更新されたファームウェアで起動します。